パワースポットとして知られる7メートルの烏帽子岩を頂く盛岡城内の櫻山神社

櫻山神社 観光

岩手県盛岡市の盛岡城跡に建つ櫻山神社は、江戸時代に南部藩の藩祖を祀ったことに始まる神社です。盛岡城築城時に地中から出現した高さ7メートルの巨大な烏帽子岩が社殿の裏手にあり、パワースポットとして崇められてきました。例大祭では騎馬武者が登場し、神輿が町内を練り歩きます。

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櫻山神社のアクセスと駐車場

櫻山神社は盛岡城内にあるため、交通アクセスは比較的容易ですが、マイカーの場合は渋滞・混雑に注意したほうがよいでしよう。東北自動車道の盛岡インターチェンジからは車で15分ほどです。櫻山神社の場合、境内の正面左手に無料の参詣者用駐車場が用意されていますので、ここに駐車してお参りすることができます。

公共交通機関の場合、JR盛岡駅から市内どこまで乗っても100円の盛岡都心循環バス「でんでんむし」が出ていますので、左ルートで「盛岡城跡公園」または「県庁・市役所前」バス停で下車します。所要時間は10分ほどです。

櫻山神社の御朱印

櫻山神社の境内にはいると、社殿正面向かって左側に授与所があり、ここでお守りなどのほか、御朱印をいただくことができます。「南部鶴」といわれる向かい合った二匹の鶴と九曜を組み合わせた神紋のスタンプが押されています。これは合戦に先立って南部侯が見た夢に鶴と九曜が登場したので縁起が良いということで南部家の家紋として採り入れられたものです。櫻山神社の御朱印の志納料は300円です。ほかにも同じく南部向かい鶴を刺繍してあしらったオリジナル御朱印帳が頒布されています。

ちなみに、岩手という県名の語源になった鬼の手形がある三ツ石神社の御朱印も、この櫻山神社の授与所でいただくことができ、志納料は同じく300円です。逆に三ツ石神社はいつもは神職不在のため現地で御朱印をいただくことができません。

櫻山神社の祭神や盛岡城跡公園の歴史

社頭の案内板には次の通り書かれています。

櫻山神社の御祭神
初代南部光行公 二十七代南部利直公 二十六代南部信直公 三十六代南部利敬公
宝大石・烏帽子岩
現在の櫻山神社の場所には、もと八幡社が鎮座しておりその傍らに三角状の岩がありました。この場所の高さが二ノ丸とほぼ同じであったので、利直公は地形を削るよう命じられ三角岩の周囲も削られました。しかし、岩の根は深くやがて烏帽子に似た巨大な岩石が出現しました。古代以来、人々は岩石に神が宿ると信じ崇敬していましたから、利直公はこれを瑞兆と慶び「八幡社の重宝」として崇められたのです。

盛岡城跡公園(岩手公園)開園百年

岩手公園は盛岡市民・観光客をはじめ多くの皆様に愛され憩いの場となっております。県都・盛岡市の中心に位置しながら喧騒を忘れて雄大な石垣を仰ぎ、歴史散策と四季折々の自然が楽しめる場所です。
明治三十九年(一九〇六)に開園され、その式典は各界各層から集まり盛大に行われ、終日賑わったと伝えられています。
公園となる前は、盛岡城として(慶長二年・一五九七年に築城が始まります)藩政時代の象徴であり、その威容は武士をはじめ領民にとりましても心のよりどころでありました。
明治七年(一八七四)残念ではありますが、お城の建物は解体され、その後市民の憩いの場として生まれかわり、石川啄木・宮澤賢治をはじめ多くの人々に愛され続けて開園百年を迎えました。
近年、公園をとりまく環境は大きく変わってきました。岩手公園百年の節目は史址盛岡城の歩みでもあります。これまで以上に、歴史と伝統を後世に伝え、やすらぎとやさしさのある公園としてもっと親しく活かされることを願っています。
さあ、これから公園を散策してみてはいかがですか。
四季折々様々な景色が皆様方をおまちいたしております。

詳細な盛岡城跡公園百年のハンフレットは社務所にて配布しておりますのでお気軽に受付にお申し出ください。

櫻山神社社務所

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