飛騨国分寺とは、岐阜県高山市にある寺院で、聖武天皇の詔により開基を行基菩薩として天平18年(746)に創建されたものです。
国重要文化財の本堂は室町時代に建築さりたもので、境内には飛騨地方唯一の三重塔も建てられています。また、国天然記念物の大銀杏は樹齢1250年以上といわれています。
飛騨国分寺のアクセス方法と駐車場
飛騨国分寺は、岐阜県高山市総和町1-83にあります。
公共交通機関でアクセスする場合、JR高山駅で降りて徒歩5分です。
マイカーやレンタカーの場合、東海北陸自動車道に接続する中部縦貫自動車道高山インターチェンジから10分です。
境内正面は歩行者専用の階段しかありませんが、東側から境内に車で入ることができ、駐車場は無料です。
(参考:飛騨国分寺駐車場の位置と入口)
飛騨国分寺の営業時間と料金
飛騨国分寺の営業時間は、午前9時から午後4時までで、宝物拝観の場合に限り料金として大人300円、小中学生250円がかかります。他の境内は自由に参拝可能です。
飛騨国分寺の歴史
飛騨国分寺の歴史について、境内の案内板に次の通り書かれています。
飛騨国分寺
飛騨国分寺の歴史は、古くは奈良時代までさかのぼる。現在、奈良時代の飛騨匠が造った建物を目にすることはできないが、境内には、七重塔の心礎や金堂の礎石(現在の本堂床下)が残り、その規模から飛騨匠の木工技術者としての技術の高さを想像することができる。
その技術は後世にも脈々と受け継がれ、室町時代には本堂が、江戸時代には三重塔が造られた。また、本堂には「飛騨匠の祖」として崇敬を集める木鶴大明神・藤原宗安像が安置され、千年以上にわたる飛騨匠の歴史が刻まれた場所となっている。