曲水の宴も催される方除けの神・城南宮

城南宮 観光

京都府伏見区の城南宮は、平安遷都にあたり創建された古い歴史をもつ神社です。白河上皇の鳥羽離宮があった場所でもあり、熊野詣の際には方除けの精進所にあてられ、方除けの大社として信仰されています。境内の庭園「楽水苑」は、源氏物語花の庭とも呼ばれ、「曲水の宴」が行われます。

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城南宮のアクセス方法と駐車場

所在地 京都府京都市伏見区中島鳥羽離宮町7番地
電話番号 075-623-0846

城南宮へ公共交通機関でアクセスする場合、京都市営地下鉄烏丸線「竹田」駅から、または近鉄京都線「竹田」駅から徒歩15分です。市バス「城南宮東口」バス停で下車しても徒歩3分でいけます。
マイカーやレンタカーの場合は、名神高速道路の京都南インターチェンジで降りるとすぐ南側にあります。
境内には無料駐車場も用意されており、大型車も駐車可能ですので、車でのアクセスも安心です。

城南宮の御朱印

城南宮の御朱印ですが、通常の御朱印としては城南宮と墨書されたものと、境内社で式内社の真幡寸神社(まはたき)のものの2種類があります。
そのほかにも季節にあわせて特別御朱印があります。
初穂料はいずれも300円で、社殿左側に授与所があります。

城南宮の入場料

城南宮は基本的にいつでも境内を自由に拝観できますが、神苑拝観については営業時間が9時から16時30分、受付16時までであり、神苑拝観 料として大人600円、小・中学生400円かかります。

城南宮のあらまし

城南宮の歴史について、現地の案内板には次のように書かれています。

城南宮

平安遷都の際、都の南に国の守護神として創建され、国常立尊、八千矛神、神功皇后をお祀りする。平安時代後期、周囲に白河上皇が院政の拠点として城南離宮(鳥羽離宮)を造営すると、一層崇められた。離宮は方違えの宿所や熊野詣での精進所となり、方除の信仰が高まり、祭礼の折など流鏑馬や競馬が行われた。承久三年(一二二一) 五月、後鳥羽上皇が城南流鏑馬の武者揃えと称して武士を集め、執権北条義時の追討を命じるや鎌倉幕府勢が京に進軍、承久の乱となった。
江戸時代以来、秋の城南祭では三基の神輿が氏子地域を渡御、「餅祭り」とも称され大いに賑わう。皇室の崇敬も厚く、孝明天皇は攘夷祈願の途次に御駐輩になり、後に吹散を賜る。慶応四年 (一八六八)正月、城南宮一帯に布陣した薩摩軍は、長州軍等と共に旧幕府軍を撃破、新政府側が鳥羽伏見の戦いに勝利し、明治維新を迎えた。
日・月・星を象った三光の御神紋は、神功皇后の旗印に因んで広大な方除の御神徳を表し、工事・引越・交通・旅行安全、厄除の神社として厚く信仰される。神苑「楽水苑」は、「源氏物語 花の庭」とも呼ばれ、四季折々に花が咲き小鳥が囀る情趣豊かな名園として名高く、毎年「曲水の宴」が雅やかに行われる。

京都市

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