一本杉白山神社は、岐阜県高山市八軒町に鎮座する神社です。境内には岐阜県指定天然記念物の矢立スギがあります。
一本杉白山神社のあらまし
一本杉白山神社は、高山市八軒町に鎮座しています。
創建の由来は不明ですが、社殿の背後に推定樹齢300年の矢立スギがそびえており、岐阜県指定天然記念物です。
このスギには文治・建久の頃の古鏃が射込まれていて、勝利祈願の目的があったといわれてまいす。
金森氏はじめ歴代の領主から庇護を受け、社殿の再建や修築が行われており、現在の拝殿は江戸時代後期の天保10年(1839年)再建の貴重なもので、高山市指定文化財となっています。
境内から左側の「陣屋稲荷神社」には、江戸時代の飛騨国の百姓一揆「大原騒動」の発端となった代官の大原彦四郎が献納した灯籠があります。
一本杉白山神社のアクセスと駐車場
一本杉白山神社は、高山市八軒町3丁目9番地にあり、駅から歩いて20分ほどです。
隣接して公園と身障者対応のトイレ棟がありますが、駐車場はありません。
御神木の矢立スギについて
一本杉白山神社御神木の矢立スギについて、境内の案内板には次のとおり書かれています。
一本杉白山神社
矢立スギ
岐阜縣指定天然記念物
飛州誌や飛騨国中案内に記載された有名な御神木であり戦勝祈願のために枝に射立てられた尖根の鉄鏃は民俗学資料としても興味がある
特に幹や根元をいためぬよう注意しましょう
昭和三十二年三月二十五日
高山市教育委員会