青森県弘前市の岩木山神社は、津軽富士ともいわれる山容の美しい岩木山の麓にある神社で、山頂には奥宮も鎮座しています。津軽藩の総鎮守とされ、江戸時代に造営された赤色の本殿・拝殿や楼門などの建築物が国重要文化財に指定されています。
岩木山神社のアクセス方法と駐車場
住所 青森県弘前市大字百沢字寺沢27
電話番号 0172-83-2135
岩木山神社に公共交通機関でアクセスする場合、JR弘前駅で降りて枯木平線のバスで約40分、「岩木山神社前」バス停下車してすぐです。
マイカーやレンタカーの場合、東北自動車道大鰐弘前インターチェンジから30分です。
境内には無料駐車場があります。
岩木山神社の御由緒について
岩木山神社の御由緒については、社頭に掲げる案内板に、次のように書かれています。
岩木山神社
津軽平野のどこからでも見える岩木山は、「お山」「お岩木様」 と尊称され、津軽の人々から厚い信仰を集めてきた。
岩木山には北東に厳鬼山、中央に岩木山、南西に鳥海山の三つの峰があり、それぞれをご神体とみなして「三所権現」と称した。山頂には奥宮を置いたが、平時には麓の下居宮を参詣した。奥宮への登拝行事が、現在まで伝わる「お山参詣」である (「岩木山登拝行事」 重要無形民俗文化財 昭和五九年一月二九日指定)。明治四年まで別当寺として百沢寺があったが、神仏分離に伴って廃されて、岩木山神社と称して国幣小社に列した。
現在残る社殿群は、弘前藩主津軽家の造営によるもので、慶長八年(一六〇三)の大堂(現・拝殿)、寛永五年(一六二八)の山門(現・楼門)、貞享三年(一六八六)から元禄七年(一六九四)にかけて完成した下居宮(現・本殿)などを、初代藩主 津軽為信から四代藩主 津軽信政までの間に整備している。
●岩木山神社の文化財建造物
岩木山神社拝殿・楼門(重要文化財 明治四一年四月二三日 指定)
岩木山神社本殿・奥門・瑞垣・中門 重要文化財 昭和四六年六月二二日 指定、昭和六一年一月二二日 中門追加指定)
岩木山神社社務所(県重宝 平成二三年八月一九日 指定)
境内配置略図(略)