鳥取県鳥取市にある長田神社は、鳥取の産土神として創始されたとされる神社です。鳥取城跡がある久松山の山麓に位置しており、正月の初詣などでは参拝客がたえません。境内には樹齢300年の大けやきがあります。
長田神社のアクセス方法と駐車場
住所 鳥取県鳥取市東町1丁目103
電話番号 0857-22-4608
長田神社はJR山陰本線の鳥取駅から徒歩20分の位置にあります。
マイカーやレンタカーの場合は、鳥取自動車道の鳥取インターチェンジから15分ほどです。
境内に無料駐車場があります。
長田神社の沿革について
長田神社の沿革について、境内の案内板には次のように書かれています。
鳥取城内の産土神 鳥取の総氏神さま
長田神社 (鎮座地) 鳥取市東町一丁目字宮内谷御祭神
事代主神 大国主神の御子で、恵毘須(エビス) 神と崇められ、生産業繁栄の神と仰ぎ、御神徳広大である。また、出雲の国譲りをすすめら無益な戦いをせず平和的に解決された。商売繁盛、平和の神と崇められる。
猿田彦神 大歳神の御子で、天孫降臨に際し御先導道開き、都も選定して奉安された。幸福を導き、興行発展、交通安全の神として崇められる。
誉田別尊 第十五代応神天皇である御在位の間、国富み兵強く、学術技芸も盛んに伝来し、我が国の文化の発展に努められた。文武の神、成功勝利神と崇められる。
菅原道真命 参議菅原是義の第三子で、天性の賢明英知の故に十一歳より朝廷に出仕し、文章博士、右大臣に任ぜられ、国政に貢献された。後世学問の守護神「天神様」と称えて、学業成就の神と崇められる。
神社の創始と沿革
創始の年月は不詳であるが、鳥取の創始時代に産土神として、久松山 (正面城山) 南方の山麓に神社を建立奉斎したものである。天文十四年(一五四五年)因幡国布勢の城主、山名誠通が久松山に築城の時、城内鎮座の長田大明神を城外東南の千騎が崎の背尾に奉還された。これ以後、鳥取城(山名氏、吉川氏、宮部氏、池田氏)の崇敬社となり、また城下地方住民の産土神として崇敬されることとなる。慶安三年(一六五〇年)東照宮創祀に伴い当社は総門内から出て上町の山側に遷座された。元文六年(一七四一年)には藩主池田宗泰により本殿其他の社殿一切が造営された。現在の本殿がこれである。大正七年、時の鳥取県知事より遷座が提唱され、大正十三年十二月、現鎮座地へ御移転遷座が斎行された。
御神紋 (図略)
◆祭日◆
祭旦祭 元旦
祈年祭 三月下旬
例大祭 五月九日 八日(夕祭)
夏越大祓祭 六月三十日
秋祭 十月中旬(奉灯祭)
新嘗祭 十一月下旬
朔日祭 毎月一日
月次祭 毎月九日遷座九十年奉祝記念 平成二十八年