長崎県長崎市の大浦天主堂は、江戸幕末の開国にともない外国人居留地に建設されたカトリック教会で、国内では現存最古のキリスト教建築です。慶長元年に豊臣秀吉によるキリスト教禁教令に背いたとして処刑されたパウロ三木ら日本二十六聖人に捧げられた教会でもあります。長崎原爆による損傷を修復後に国宝として指定され、近年ではユネスコの世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産のひとつにも登録されています。
大浦天主堂のアクセス方法と駐車場
住所 長崎県長崎市南山手町5-3
電話 095-823-2628
大浦天主堂はグラバー邸や長崎伝統芸能館などの観光スポットが集まる南山手町の高台にあります。
公共交通機関を使う場合は、JR長崎本線の長崎駅から路面電車の崇福寺行きに乗車、新地中華街電停で石橋行きに乗り換えて大浦天主堂電停で下車します。所要時間はおよそ20分で、最寄りの電停からもグラバー通りの坂道を5分ほど歩きます。
マイカーやレンタカーの場合、長崎自動車道の終点の長崎インターチェンジを出てそのままながさき出島道路を経由すれば10分もかからずに到着できます。
ただし、大浦天主堂に駐車場はありませんので、大浦天主堂電停近くにある市営松が枝町第2駐車場または松が枝町駐車場に駐車します。駐車料金はどちらも普通車1時間まで300円、その後30分ごと140円となっています。夕方以降は割安な宿泊及び夜間料金の設定があります。
大浦天主堂の営業時間と料金
大浦天主堂の見学可能時間は8時から18時まで、入場受付は17時30分までです。
拝観料は、大浦天主堂キリシタン博物館の入館料を含み、大人1000円、中高生400円、小学生300円となっています。団体および身障者は割引料金が適用されます。
なお、教会は現在でも信徒らの祈りの場であり、ミサなどの行事が行わることがあります。