岐阜県北部にある飛騨地方の中心都市・高山市には、江戸時代の城下町の風情を残す古い町並みと、飛騨牛や朴葉味噌などのグルメ、ユニークな伝統工芸品などの魅力的な要素が満載です。
飛騨高山の古い町並み
江戸時代の城下町の風情を残す古い町並みは、高山市の最大の魅力です。古い町並みには、江戸時代から続く酒蔵や醤油蔵、商家などが立ち並び、まるでタイムスリップしたかのような気分を味わえます。
古い町並みで味わえるご当地グルメ
高山市の古い町並みを散策すると、往時の商家がその外観を生かしつつ、土産品店や小料理店にリニューアルされている風景を目にすることがあります。なかでもご当地グルメは古い町並み魅力の一つです。
日本三大和牛の一角を占めるブランド牛・飛騨牛は、串焼きなどのかたちで店頭販売されており、ファーストフード感覚で手軽に食べることができます。飛騨地方の郷土料理のひとつ・朴葉味噌は、朴葉の上に味噌や野菜、肉などを乗せて焼いたもので、こちらも絶品といわれます。そのほかにも、蕎麦や地酒など高山市のグルメは多岐にわたります。
飛騨高山の伝統工芸品
高山市といえば伝統工芸品も魅力の一つです。飛騨春慶塗は、木地に朱漆を塗って金粉を蒔いた漆器です。さるぼぼは、飛騨地方の郷土玩具で、両手両足を広げた赤ちゃんのような形をした人形です。その他にも、木彫刻や和紙、陶器など、高山市の伝統工芸品は多岐にわたります。
高山市の観光スポット
高山市には、駅から行ける範囲内にもさまざまな観光スポットが存在しています。
高山陣屋
江戸時代、幕府が飛騨地方を直轄するために設置した役所跡で、飛騨代官、後にはより格上の郡代が執務していました。当時の様子を伝える資料や、大規模な百姓一揆である大原騒動に関する展示を見学できます。
飛騨国分寺
飛騨国分寺は奈良時代に聖武天皇の詔により諸国に創建された寺院「国分寺」の法燈を継ぐ寺院です。国重要文化財の本堂や、飛騨地方唯一の三重塔などを見学することができます。入口には大きな六地蔵もあります。
櫻山八幡宮
櫻山八幡宮は例祭の「高山祭」で有名な神社です。境内には、豪華絢爛な高山祭屋台を展示する「高山祭屋台会館」もあり、祭礼の期間以外にも迫力ある山車を間近に見ることができます。
朝市
高山陣屋前と宮川沿いで毎日開催されている朝市です。新鮮な野菜や果物、漬物、飛騨牛を使ったコロッケなど、さまざまな商品が販売され、活況を呈しています。
コメント
[…] 飛騨国分寺とは、岐阜県高山市にある寺院で、聖武天皇の詔により開基を行基菩薩として天平18年(746)に創建されたものです。 国重要文化財の本堂は室町時代に建築さりたもので、境内には飛騨地方唯一の三重塔も建てられています。また、国天然記念物の大銀杏は樹齢1250年以上といわれています。 […]
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