愛知県岡崎市にある滝山寺は、天武天皇の勅願により薬師如来を祀ったのがはじまりと伝えられる歴史のある寺院です。本堂の右手裏には徳川家康が再建したという日吉山王社も祀られています。寺宝の聖観音・梵天・帝釈天三尊像は運慶・湛慶の手になる鎌倉時代の優品で、昭和56年に国の重要文化財に指定されています。毎年旧暦正月には鎌倉時代からの伝統で「滝山寺鬼まつり」が催されており、暗闇の中で松明とともに鬼が登場します。
滝山寺のアクセス方法と駐車場
住所 愛知県岡崎市滝町山籠107
電話番号 0564-46-2296
滝山寺に公共交通機関でアクセスする場合は、名鉄「東岡崎駅」より名鉄バスに乗って「滝団地口」下車して徒歩3分ほどです。
なお、三門から本堂や宝物殿までは長い坂道か石段を通らなければならず、その距離は700mほどあります。
マイカーやレンタカーでのアクセスであれば、東名高速道路「岡崎インターチェンジ」から15分です。
駐車場はおよそ100台分用意されています。
滝山寺の料金
滝山寺の宝物殿見学は400円、東照宮本殿見学は200円で土日のみとなっています。
その他の日についても本堂ほか境内そのものは自由に見学ができます。
滝山寺の歴史と文化財
滝山寺の歴史と文化財について、境内の案内板には次のように書かれています。
国指定重要文化財
滝山寺
建造物 滝山寺三門 一棟 明治三十四年三月二十七日指定
建造物 滝山寺本堂 一棟 明治三十七年二月八日指定
彫刻 木造観音菩薩・梵天・帝釈天立像 三躯
昭和五十六年六月九日指定滝山寺は、「滝山寺縁起」によると役小角の草創といい、保安年中(一一二〇~二三)に比叡山の僧仏泉永救が再興した天台宗の寺院である。
以後本寺は、古代末期から奈良時代にかけて藤原氏・熱田大宮司家・三河国守護足利氏とその被官衆といった中央権力と密接する有力な檀家を持つことによって経済基盤を固め、隆盛を誇った。近世では正保二年(一六四五)将軍家光の命により本堂の隅に東照宮が建立され、幕府の保護のもと繁栄を続けた。
三門(仁王門)は、文永四年(一二六七)の建立で、和様建築の伝統を保つ本市現存最古の建築物である。
本堂は、四度目の造営と推定され、様式的に禅宗様の影響を強く受けた南北朝期の建築である。
観音菩薩・梵天・帝釈天立像は、源頼朝の従兄にあたる僧寛伝が頼朝追善のため本寺域内に建立した惣持禅院に安置したもので、仏師運慶とその一門による制作であるという。
他に県及び市指定文化財 十六件
岡崎市教育委員会
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