蛇口の水漏れはケレップ交換で解消できる

水回り 生活
広告

経年劣化した住宅にありがちなのは、水道の蛇口からの水漏れです。こうした場合、インターネットで水漏れ修理業者を探して対応してもらうのもよいのですが、素人でも簡単に直せる方法があります。

蛇口の水漏れはケレップ交換で

水道からの水漏れにはいくつかの理由があります。そのため理由にあわせてふさわしい方法を選んで修理することが重要ですが、特に水道の蛇口の先端からポタポタと水が漏れる症状であれば、蛇口内部のケレップが原因となっていることが多いといえます。

ケレップ交換を水道業者に依頼すると5千円ほどかかることがあります。
もちろん地域の良心的な業者であれば千円程度でも請け負ってもらえることがありますが、特に全国規模で出張対応をうたうインターネット上のサイトからの申込みですと、業者の素性がわからないために高額なところに依頼してしまいがちです。

もしも自分でケレップを交換することができれば、部品代としてわずか150円程度での修理が可能となりますし、部品そのものも身近なホームセンターで販売しているものです。

ケレップ交換の手順とは

ケレップ交換ケレップ交換の作業をする前に、まずは室外にある止水栓を閉める必要があります。これをしないと作業中も水が止まらなくなり、洗面所が水浸しになってしまいます。

  1. 蛇口上部の水色(冷水)または桃色(温水)のカパーを外し、さらに中にあるネジをプラスドライバーで外します
    カバーが外れない場合には、カバーの周囲に1か所だけある切り欠きを探して、ここに千枚通しのような細い金属を差し入れて、上にこじ開けるようにするとよいでしょう。
  2. 次に、カバーナットとよばれる金属の部分をレンチで固定し、そのまま左方向に回してゆるめます。そうすればカバーナットの取り外しができます。
  3. カバーナットが外れたら、あとは中に入っているスピンドルごとケレップを引き抜いて、新しく購入したものに取り替えて、手順を逆に繰り返して蛇口を閉めれば完了です。
    スピンドル(ギザギザのあるパーツ)が固くてそのまま引き抜くことができない場合は、蛇口をゆるめる要領で左に回してみると外れることがあります。
    また、スピンドルが滑ってしまう場合には、さきほどのレンチで固定した上で引き抜くようにすればうまくいきます。

なお、最後に忘れずに止水栓を開いて復旧させます。止水栓が開けばもとのように家庭内全体に水が流れるようになります。


なお、ケレップは水栓のサイズによって、呼13ミリ、呼20ミリなどの種類がありますが、一般に住宅内で用いられているものは「呼13ミリ」のほうです。「水栓コマ」などの名称で販売されていることもあります。
タイトルとURLをコピーしました