茨城県内の移動に不可欠な常磐自動車道のルートや料金

高速道路 地域

東京から仙台方面に至る高速移動が可能で、茨城県内の他の都市との連絡の上でも欠かせない交通インフラのひとつが常磐自動車道です。

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常磐自動車道のルートとは

常磐自動車道は、南は東京外環自動車道の三郷ジャンクションから、北は仙台東部道路と接続する亘理インターチェンジまでを結ぶ300キロメートル以上の延長をもつ高速道路です。
常磐自動車道は、さいたま市や成田市へのアクセスを担う首都圏中央連絡自動車道、高崎市とひたちなか市を結ぶ北関東自動車道、いわきから会津・新潟方面に至る磐越自動車道、そして仙台東部道路にそれぞれ接続しています。

我が国でも未曾有の自然災害となった東日本大震災の際には、この道路の避難路としての必要性が再認識され、復興が急ピッチで勧められたほか、被災者支援の目的で証明書を持参した地元住民の通行料金を無料とする措置がとられていました。

なお、常磐自動車道のルートは福島第一原発事故のあった付近を通過することから、一時期は二輪車での走行が禁止されていましたが、現在は空間放射線量の低下にともない、常磐自動車道を二輪車であっても通過することができるようになっています。

また、近年では山元インターチェンジと岩沼インターチェンジ間、いわき中央インターチェンジから広野インターチェンジ間が4車線での供用を開始し、交通容量が増加しましたが、これよりも北側の区間はいまだ暫定2車線供用となっています。

常磐自動車道の通行料金

常磐自動車道を三郷ジャンクションから亘理インターチェンジまで通して通行すると、ETC搭載の普通車で6,940円です。

ETCを積載した車であれば走行した日時などにもよりますが、平日朝夕割引や深夜割引などがあるのでかなり有利ですし、途中のスマートインターチェンジでも乗降が可能です。

三郷ジャンクションから主要インター間の通行料金(普通車・ETC)

流出インターチェンジ 通行料金
柏インターチェンジまで 520 円
桜土浦インターチェンジまで 1,380 円
千代田石岡インターチェンジまで 1,810 円
水戸インターチェンジまで 2,550 円
日立中央インターチェンジまで 3,380 円
高萩インターチェンジまで 3,740 円
北茨城インターチェンジまで 3,880 円
いわき中央インターチェンジまで 4,550 円
南相馬インターチェンジまで 6,010 円
相馬インターチェンジまで 6,280 円
亘理インターチェンジまで 6,940 円

常磐自動車道のサービスエリア・パーキングエリア

サービスエリア常磐自動車道にもサービスエリアやパーキングエリアがあり、路線図をはじめサービスエリアの設備や出店している店舗などの情報は東日本高速道路株式会社の公式ホームページなどで見ることができますが、これらの施設で配布している地図付きのPR誌なども大いに役立ちます。

試みに、常磐自動車道のサービスエリアやパーキングエリアを南から挙げると、守谷サービスエリアが筆頭になりますが、福島県域では、湯ノ岳・四倉・ならはパーキングエリアを経て南相馬鹿島サービスエリア、そして鳥の海パーキングエリアとなります。

ならはパーキングエリア・南相馬鹿島サービスエリア・鳥の海パーキングエリアはそれぞれ一般道に接続するスマートインターチェンジを併設しており、これも原発事故で避難路確保の重要性を痛感したこの地域らしい配置といえます。

常磐道のSA・PA一覧
守谷SA(茨城県守谷市)、谷田部東PA(つくば市)、千代田PA(石岡市)、美野里PA(小美玉市)、友部SA(笠間市)、田野PA(水戸市)、東海PA(東海村)、日立中央PA(日立市)、中郷SA(北茨城市)、関本PA(北茨城市、以上のSA・PAが茨城県内)、湯ノ岳PA(福島県いわき市)、四倉PA(福島県いわき市)、ならはPA(福島県楢葉町)、南相馬鹿島SA(福島県南相馬市)、鳥の海PA(宮城県亘理町)

コメント

  1. […] 三郷インターから亘理インターまで ETC・非ETCとも 6940円 三郷インターから水戸インターまで ETC・非ETCとも 2550円 […]